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VPNプロトコル6種類を比較(一覧表あり)!安全性・速度・互換性でわかる選び方

VPNプロトコル6種類を比較(一覧表あり)!安全性・速度・互換性でわかる選び方

VPNは、オンライン通信のプライバシーやセキュリティを確保するために広く利用されている技術です。しかし、VPNには複数のプロトコルがあり、セキュリティ性や通信速度、対応環境などの特徴が異なります。

本記事では、VPNプロトコルの基本的な仕組みや主な種類を整理し、特徴や違いを比較表とともに解説します。用途に合わせた選び方も紹介しているので、最適なVPNプロトコルを検討する際の参考にしてください。

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目次
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    VPNプロトコルとは

    VPNプロトコルとは、VPN(Virtual Private Network)通信を行う際の「通信規格」や「手順」のことです。インターネット上に仮想的な専用線を設けて安全な通信経路を確保するVPNでは、このプロトコルにもとづいてデータの暗号化やトンネリングが行われます。

    プロトコルの種類によって、通信の安全性や速度、安定性が異なります。そのため、VPNを導入する際は、利用目的やセキュリティポリシーにあわせて適切なプロトコルを選択することが重要です。

    【比較表】VPNプロトコル一覧

    比較表の見方は次のとおりです。用途により重視すべき項目は変わるため、目安として確認してください。

    • セキュリティ:暗号化や認証の強度、脆弱性の指摘有無を中心に見ます。
    • 通信速度:暗号化処理の負荷や方式の違いで、体感速度が変わる場合があります。
    • 安定性:回線切断時の復帰のしやすさなど、接続の継続性を見ます。
    • 互換性:対応OSや環境の広さ、導入のしやすさを見ます。
    プロトコル名セキュリティ通信速度安定性特徴・利用環境
    OpenVPN非常に高い
    (AES-256対応)
    やや遅め高い最も普及している安全なプロトコル。柔軟で多くのOSに対応。
    IKEv2高い速い非常に高い
    (自動再接続対応)
    モバイル利用に最適。移動中の通信切断にも強い。
    IPsec高い
    (暗号化標準)
    普通高いL2TPなどと併用されることが多く、企業ネットワークでの利用が多い。
    L2TP/IPsec高いやや遅め高い設定が簡単で互換性が高い。安全性も確保されやすい。
    SSTP高い
    (SSL/TLS使用)
    普通高いWindows環境と相性が良く、企業向け利用に向く。
    PPTP低い
    (脆弱性あり)
    非常に速い普通旧式プロトコルで、現在はセキュリティ面から非推奨。

    プロトコルの方向性が固まったら、VPNサービスやVPN機器もあわせて比較すると要件整理が進みます。

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    主要プロトコルの種類と特徴

    VPNで利用するプロトコルについて、メリットとデメリットを交えながら紹介します。

    OpenVPN

    セキュリティが強固・導入シェア高

    OpenVPNはVPNプロトコルの中でも比較的新しく、多くのプロバイダーが利用しています。

    ■メリット
    • ■セキュリティが強固
    • ・オープンソース
      →開発や研究が進んでいる
    • ・柔軟な設定が可能
    • ・ファイアウォールを通過できる
    ■デメリット
    • ・サードパーティのアプリが必要な場合がある

    ほかのVPNプロトコルと比較して、速度・セキュリティ・安定性ともに優れていて非常にバランスが良いです。現時点のVPNプロトコルの中では、もっとも信頼性が高いといえるでしょう。

    IKEv2

    自動的に再接続を行える

    Ciscoとマイクロソフトによって開発された安定性の高いVPNプロトコルです。IPsecと併用してVPNプロトコルとしての役割を果たします。

    ■メリット
    • ・セキュリティが強固
    • ・速度が速い
    • ・通信を自動追従
      →モバイル端末でWi-Fi通信からセルラー通信への移行がスムーズ
    • ・BlackBerry(スマートフォンの一種)に対応
    ■デメリット
    • ・サポートされている端末が少なめ

    比較的新しく開発されたプロトコルであり、IKEv2も速度とセキュリティが強固な点ではOpenVPNと同じです。

    IPsec

    併用でセキュリティを強固にできる

    IPsecは、IPパケットに暗号化や認証を行うためのプロトコルです。VPN接続において、認証・暗号化・認可の機能を提供します。

    ■メリット
    • ・セキュリティが強固
    • ・標準規格のため、多くのプロバイダーが採用している
    ■デメリット
    • ・設定が複雑

    IPsecは、VPN接続におけるセキュリティの基盤となるプロトコルです。IKEv2やSSTPなどのVPNプロトコルと併用することで、より強固なセキュリティを実現することができます。

    L2TP

    IPsecと一緒に使われる

    L2TPは、トンネル(カプセル化)を作るための仕組みとして使われます。L2TP自体は暗号化を担わないため、「L2TP/IPsec」のようにIPsecと併用してセキュリティを確保するのが一般的です。

    ■メリット
    • ・セキュリティが強固
    • ・対応端末が多い
    ■デメリット
    • ・速度が遅い
    • ・ファイアウォールにブロックされることがある

    複数の会社のネットワークを統一するなど、標準的な使い方に適していますが、脆弱性が懸念されており現在ではあまり使われていないようです。

    SSTP

    マイクロソフトに対応

    マイクロソフトがWindows向けに開発したVPNプロトコルで、Windows Vistaで初めて導入されました。

    ■メリット
    • ・セキュリティが強固
    • ・ファイアウォールにブロックされない
    ■デメリット
    • ・不透明である
    • ・Windows向け
      →対応端末が少ない

    高い安全性が特徴ですが、マイクロソフトの独占技術であることによる欠点が目立ちます。

    PPTP

    セキュリティ面で懸念がある

    PPTPはWindowsが初めて対応したVPNプロトコルで、VPN確立初期から利用されています。

    ■メリット
    • ・多くの端末に対応
    • ・速度が速い
    ■デメリット
    • ・古いプロトコル
      →最近の端末には対応していないものがある
    • ・セキュリティが弱い

    暗号化が複雑ではないため、速度が速いのが特徴です。ただし、その分セキュリティ面では弱く、最近はあまり使われなくなりました。

    WireGuard

    WireGuardは、速度重視の文脈で挙がりやすい比較的新しいVPNプロトコルです。ただし、対応状況や利用可否はVPNサービスや機器の実装に依存します。

    以下の記事では、実際の製品紹介とあわせて対応しているプロトコルタイプを確認することができるので、あわせてご覧ください。

    関連記事 【2026年】VPN比較10選!目的別おすすめと有料・無料の違いも解説

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    【シーン別】VPNプロトコルの選び方

    どのプロトコルを選ぶべきかは、利用目的や環境によって異なります。ここでは、代表的な4つのシーン別におすすめのプロトコルを紹介します。

    セキュリティ重視(企業利用)なら「OpenVPN」

    企業の機密情報や個人情報を取り扱う場合、最も重要なのはセキュリティです。OpenVPNは、強力な暗号化技術と長年の実績があり、信頼性が非常に高いプロトコルです。多くの法人向けVPNサービスでも採用されており、ビジネス利用における第一の選択肢といえるでしょう。

    速度重視(動画・大容量通信)なら「WireGuard」

    リモートワークでのビデオ会議や、大容量ファイルの送受信、動画ストリーミングなど、通信速度が求められるシーンではWireGuardが適しています。軽量な設計により、他のプロトコルよりも高速な通信が期待できます。セキュリティも確保されているため、快適さと安全性を両立したい場合におすすめです。

    スマホ・移動中なら「IKEv2」

    外出先でスマートフォンやノートPCからVPNを利用する機会が多い場合は、IKEv2が最適です。ネットワークが頻繁に切り替わる環境でも、自動再接続機能によって安定した通信を維持できます。接続も高速なため、モバイル環境での利用に適しています。

    古いプロトコル(PPTPなど)は避けるべき理由

    PPTPのような古いプロトコルは、すでに暗号が解読される手法が確立されています。利用すると、通信内容の盗聴やデータ改ざんといったセキュリティリスクにさらされる危険性が極めて高くなります。速度が速いというメリットはありますが、それを上回る大きなデメリットがあるため、現在のビジネス環境では利用を避けるべきです。

    VPNプロトコルに関連するよくある質問(FAQ)

    VPNプロトコルの違いや選び方については、仕組みが複雑なため疑問を持つ方も少なくありません。ここでは、VPNプロトコルに関してよく寄せられる質問をまとめて解説します。

    IKEv2/IPsecとL2TP/IPsec、IPsec単体は何が違いますか?

    IKEv2は接続確立や鍵交換などを担い、IPsecは暗号化や認証の枠組みを担います。L2TPはトンネルを作る仕組みで、暗号化はIPsecに任せる構成が一般的です。このため実務では、IKEv2やL2TPをIPsecと組み合わせて使うケースが多く見られます。

    WireGuardはOpenVPNなどと比べて、どんな位置づけですか?

    WireGuardは速度を重視する比較で候補になりやすい方式です。一方で、利用可否や設定方法はVPNサービスや機器の実装に依存します。そのため、契約先や導入環境で対応状況を確認したうえで比較してください。

    PPTPはなぜ非推奨といわれますか?

    PPTPは旧式で、脆弱性が指摘されています。セキュリティを重視する用途では、より新しい方式の採用が検討されます。

    迷ったときは何を基準に選べばよいですか?

    まずは「セキュリティ要件」と「利用端末(OS・モバイル有無)」を基準にすると整理しやすいです。そのうえで、速度や運用のしやすさなど、優先順位を決めて比較してください。

    まとめ

    VPNプロトコルの選択には、セキュリティ、速度、用途、およびプライバシー保護など、多くの要素を検討する必要があります。総合的におすすめできるのは、汎用性が高く、セキュリティ面でも優れている「OpenVPN」でした。

    どのプロトコルを選ぶにせよ、VPNの利点はオンラインプライバシーの強化や、セキュアなデータ転送を実現できることでしょう。自社で課題を感じていれば、資料請求から各社の製品を比較検討から始めましょう。VPNはオンラインセキュリティの要となり、適切なプロトコルの選択がその効果を最大限に発揮します

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